阿賀町の暮らし

音楽を聴こう:音楽配信サービス
音楽販売の歴史は、レコードから始まり、カセットテープ、CD、ダウンロード販売、定額配信サービスと移り変わって来ています。この中で、レコード、カセットテープ、CDまでは「有形(形があるもの)」でした。それに対して、ダウンロード販売、定額制配信サービスは「無形(形の無いもの)」です。
音楽を聴きたければ、レコード店やCDショップで購入するのが当たり前という時代もありましたが、すでにCDなどの記録メディアを購入して音楽を聴く人は少なくなり、スマートフォンとネット環境の劇的な進歩によって、音楽を聞く環境は大きく変わってきています。
定額制サービス
最近盛んになって来ているのが、「定額制配信サービス」で、「サブスクリプション(通称サブスク)」とも呼ばれています。サブスクリプションとは、「製品やサービスを一定の期間利用することに対して代金を支払う方式」のことです。音楽配信の場合は、「毎月一定額を支払うことで、登録されている楽曲を再生できるサービス」になります。定額の契約は止めたいときにいつでも止められ、再開したい場合もいつでも再開できます。
定額制の音楽配信を行っている有名なサービスは、
・Amazonが提供するPrime Music、Amazon Music Unlimited
・Appleが提供するApple Music
・Googleが提供するYou Tube Music
などGAFAと呼ばれる巨大IT企業が提供していますし、Spotify、LINE MUSIC、AWAなども人気があるサービスです。その他にもたくさんあります。
ストリーミングとダウンロード
定額制配信サービスの多くは、「ストリーミング」という方式を採用しています。ストリーミングとは、「インターネット上で動画や音声などをダウンロードしながら逐次再生する」ことです。
「ストリーミング(streaming)」の語源でもある「ストリーム(stream)」は小川などの水の流れを指す言葉です。ストリーミング配信では、動画や音楽のデータを小さく分けて運び、受信した分から順次再生していきます。川を流れる水のように、留まることなくデータが流れます。ダウンロードと再生を同時に行うことで、ダウンロードする待ち時間を減らす効率的なやり方ですね。
ストリーミング配信と比較されるのが「ダウンロード配信」です。ダウンロード配信は、インターネット経由のファイルダウンロードが全て完了してから再生を始める配信方式で、(1)ダウンロードが完了するまで再生が開始されない、(2)パソコンやスマホなど視聴端末側に、データを保存するためのストレージ容量が必要、という欠点があります。
しかし、一度ダウンロードしてしまえば、インターネット接続ができない環境やインターネット通信量を抑えたいといった状況でもファイルの再生ができる点はメリットになります。端末にストレージ容量の余裕があり事前に動画をダウンロードできていれば、再生もスムーズです。
音楽配信サービスには、ストリーミング再生だけではなく、サービス加入中であればダウンロードしてオフライン(インターネットにつながっていない状態)でも聴けるサービスも存在します。
定額制のメリット
最近の定額制の「音楽聴き放題サービス」には、以下のようなメリットがあります。
(1)定額制でたくさんのアーティストの音楽が聴ける
一定の代金を支払えば、登録してある楽曲を無制限で聴く事ができます。登録してある「聴き放題サービス」は、5000万曲以上のものも多く、ほとんどの楽曲を聴くことができます。
一定の料金で、いつでもどこでもどれだけでも、登録されている楽曲なら聴き放題!月額を払う必要はありますが、ほとんどの場合は楽曲ごとに買うよりも費用を抑えられます。例えばApple Musicなら、個人向けプランが 月額980円。1日33円ほどで、好きなだけ音楽が聴けます。
多くの楽曲を聴けば聴くほど、単価は下がっていく仕組みです。音楽をよく聴く人ほど節約できる金額は大きいです。
(2)アクセスが簡単
次に挙げられるメリットは、聴くにあたっての手間が少ないという点です。
CDを聴く場合には、まずCDというソフトフェアと、コンポ(コンポーネントステレオ)などのハードウェアが必要です。家用のコンポは持ち運び出来ないし、車用のコンポは車の中でしか聴けません。それに比べて、音楽配信サービスは、スマートフォン1台あれば聴けます。
再生が簡単であると同時に、検索も簡単です。
気になったアーティストの楽曲を探すのもスマホ1台でできます。
CDを入れ替える手間もありませんし、聴いた事の無いアルバムも一瞬で聴けます。CDショップに行く時間も交通費も必要もありません。CDレンタルショップに返却しに行く必要もありません。飽きたり引っ越したりでも、処分する必要がないのでリサイクルショップに売りに行く手間もありません。
「聴きたい曲を今すぐ聴く」という観点で言えば、(その楽曲が登録されていれば)とても簡単に聴く事ができます。
また、音楽聴き放題のアプリでは、曲をダウンロードできる機能が使えるのが一般的です。
通信制限や通信料の心配がなく、通信の圏外や機内でも、ダウンロードした曲はオフライン
(インターネットなしで)で聴くことができます。
もちろん曲を再生するのに通信は使いません。
音楽聴き放題のサービスを使うことで、いつでも、どこでも、今すぐに聴きたい曲を再生することができます。
(3)モノを所有しないのでかさばらない
「物」として所有しないので、部屋のCD棚を用意する必要もありません。
聴く為のハードウェアも持ち運ぶ必要がなく、スマートフォン1台で十分です。
ウェブ上に無限に広がるCD棚にアクセス出来る感覚です。
(4)好みのプレイリストを作れる
どの音楽聴き放題サービスのアプリでも「プレイリスト」という機能を使うことができます。
プレイリストは、自分が好きな曲を好きなように集めて、一つのアルバムを作成するものです。プレイリストに名前を付けて作成し、あとは好きな曲をプレイリストに追加するだけです。もちろんプレイリストは一つだけでなく、たくさん作ることができます。
プレイリストを再生すれば、そのプレイリストに入っている曲を聴くことができます。「雨の日プレイリスト」や「元気が出るプレイリスト」などを自分で作成しておけば、聴きたい時にそのプレイリストを再生するだけで自分好みの曲を聴くことができます。
また、プレイリストはいくらでも編集することができます。
「あの曲いらないな」「この曲を追加しよう」「曲の並び順を変えたいな」プレイリストは、こんなこともできます。
自分が聴きたくない曲、聴きたい曲を好きに集めることができ、再生の順番も思い通りにできます。
好きな曲を好きな時に、自分のオリジナルのアルバムで楽しむことができるのです。
(5)知らなかった楽曲と出会える
利用者側の他のメリットとしては、自分の知らなかった素敵な楽曲に出会いやすいことが挙げられます。
音楽の聴き方や音楽体験は、音楽ストリーミングサービスによって全く新しいものになりました。
これまでは自分が聴きたい曲、聴きたいアーティストを自分で選んで聴くのが当たり前でした。(CDを自分から選んで聞いていましたよね)
自分の中にある音楽の世界は、自分が持っている選択肢の中でしか広がりがありませんでした。
J-POPを聴く人はJ-POPだけの世界にいて、K-POPや洋楽の世界とは無縁の世界にいたのです。
これまでの音楽体験をガラッと変えたのが「プレイリスト」です。
アプリには、世界中の人が作成したプレイリストが公開されています。それを再生すれば、自分が聴いたことのない新しい音楽たちと出会うことができるのです。
私が作成したプレイリストを再生するだけで、あなたは新しい音楽と出会うことができるでしょう。
もちろん、私のプレイリストだけでなく、アプリを使えば世界中の人々が作成したプレイリストにアクセスすることができます。また、気分やジャンルに合わせたプレイリストも数多く公開されています。
Apple Musicは、気分やムードに合わせたプレイリストを探すことができ、Spotifyは、曲のジャンル、気分、ムード、属性などからプレイリストを探すことができます。このような気分、ジャンル、ムードに特化されているプレイリストは、公的に作成しているのがほとんどです。プレイリストに入っている曲の質に問題はないので、気軽にプレイリストをあさることができます。
さらに、AIという技術が発達してきたことによって、より個人にピッタリの音楽をおすすめしてくれる
ようになりました。音楽ストリーミングサービスは、おすすめの楽曲を表示するレコメンド機能の精度が高いのも特徴です。
Apple MusicやSpotifyなどのアプリは、聴いた曲、保存した曲、お気に入りした曲、嫌いな曲などあらゆる情報を分析することで、自分が好きな音楽を学習してくれます。自分の好きな曲をAIは知っているので、的確に好みの曲をおすすめしてくれるのです
Apple Musicは、自分におすすめのプレイリストを自動で作成してくれて、毎週火曜日に自動で更新されます。Spotifyも学習した曲の好みから自分におすすめの曲をプレイリストに自動でまとめてくれます。毎週月曜に新しく更新されます。このようなプレイリストがあれば、わざわざプレイリストを作成する面倒がありません。再生すればするほど自分の音楽の好みに合っていき、さらに新しい音楽との出会いにもなるので毎日音楽を聴く楽しむが広がります。
「プレイリスト」という機能と「AI」という技術のおかげで、これまでの音楽の聴き方とはまったく新しくなり、ただ音楽を聴いて楽しむだけでなく、新しい音楽との出会いという楽しみ方を体感することができます。
音楽をもっと快適に、新しい楽しみ方、新しい音楽との出会いを体感できるのが、音楽を聴き放題で楽しめる音楽ストリーミングサービスを使うメリットです。
(6)一定期間無料で利用できるサービスが多い
音楽ストリーミングサービスは有料サービスが基本になりますが、一定期間無料で体験できるものもあります。アプリなら特別な工事も不要なので、手軽にサービスを試せるのも大きな魅力です。サービスによって楽曲内容や充実しているジャンルなどが異なるため、初めて利用する方は比較してみるのもよいでしょう。
定額制のデメリット
(1)少ない音源を長く聴く人にとっては損になる場合がある
定額制では、月額で料金が発生します。1ヶ月でたくさんのCDを聴く人にとってはメリットであると書きましたが、逆に"1枚のCDを長く聴く人"にとっては、定額制サービスに加入するよりはCD単体で購入した方がお得になる場合があります。1つのアーティストを愛し、1枚のアルバムを愛することも素晴らしいことです。その場合、サービス代を毎月定額で支払うよりは、CDを購入した方が安上がりになります。しかしその場合も、CDを聴くハードウェアの購入代金やどこでも手軽に聴けないというデメリットを考慮すれば、さしてお得にはならない可能性が高いです。支払う費用だけでなく、利便性なども含めて、定額制サービスに加入すべきかどうかを検討して下さい。
(2)通信料に注意
音楽ストリーミングサービスは基本的には、インターネットにつなぎっぱなしで利用することになります。
ダウンロードしてオフライン再生を行う場合でも容量を使うため、通信料は発生します。インターネットへの接続方法を誤ってしまうとすぐに通信制限がかかる場合もあります。とくにスマートフォンで利用する場合は注意が必要です。
(3)聴きたい曲が配信されていない場合がある
日本国内の主要な音楽聴き放題サービスには、各サービスで配信されている曲数に差があります。
曲数に差があるだけでなく、聴けるアーティスト、聴けないアーティストにも違いがあります。
もちろんどのサービスでも聴けるアーティスト、どのサービスでも聴けないアーティストも存在します。自分が聴きたいアーティストが配信されていないとデメリット以前の問題で、使う価値が感じれないかと思います。
一方で、音楽聴き放題サービスは新しい音楽に出会えるのが最大の面白みでもあります。
(4)別の聴き放題サービスの方が良い場合がある
日本国内で使える音楽聴き放題サービスはたくさんあります。
Apple Music、Spotify、Amazon Music Unlimited、Amazon Prime Music、Amazon Music HD、LINE MUSIC、AWA、Youtube Music、楽天ミュージック、KKBOX、RecMusic、Deezer、dヒッツ、うたパス、アニュータ、などなど。数えればキリがありません。どれを選んで使っていいのかも分からなくなるくらいです。
もしも「よし、Apple Musicを使おう!」と思い立って無料体験をはじめ、体験終了後に有料会員になったとします。そこである程度満足できる音楽体験ができていれば、そのままApple Musicを使い続けると思います。しかし、これだけある音楽聴き放題サービスの中で、Apple Musicしか使っていないのなら「本当に自分に合ったアプリが使えているのか?」と聞かれたらそれはわからないですよね。
もっと安くなる、聴きたい曲が聴ける、自分の好みが違った、使い心地が違ったなど、他のサービスを使うことで、比較してわかることはたくさんあります。そこで、どの音楽聴き放題サービスも、初めは無料ですべての曲、すべての機能が使い放題で楽しめるということが重要になります。
登録やアプリのインストールなど、手間がかかることはありますが、いくつか絞って2~3個ほど無料体験で試してみて、自分が一番満足いくアプリを選ぶのが一番納得のいく結果になります。
さまざまな音楽配信サービスの中から、下の記事を参照して、自分に合ったサービスを選んでください。
音楽配信サービスは新しい仕組みなので、若い人向けへのサービスが充実していますが、演歌や歌謡曲、懐かしの音楽などを聴くこともできます。
演歌や民謡を聴くには、以下のサイトを参照してください。